大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
お昼過ぎに
「すみませ~ん。
判子をお願いします!」
宅急便が来て荷物が届いた。
「あ、ちょっと待ってて下さい」
判子って…どうしたらいいのかしら?
戸惑っていると
「あのサインでも構いませんよ?」
そう宅急便の人が言ってくれた。
「すみません」
慌ててサインをすると商品が届けられる。
ただその商品が……。
デパートから幼児用の椅子と
大きめのおもちゃだった。
「な、何で!?
今から買いに行こうと思っていたのに」
唖然としてしまう。
宛先は、山城直輝からだった。
あの男が代わりに頼んでくれたと言うのかしら?
いやいや、そんなはずがない。
あの男に限って
そんな事をしてくれるなんて思えないわ
「キャッ~おもちゃ~!!
ママ…開けてもい~い?」
美桜は、新しいおもちゃに大はしゃぎ。
「あ、ダメよ!?
こんな怪しい物なんて」
何を考えているのか分からない以上
無理やり開けるのに抵抗があった。
「おもちゃ~」
遊びたい美桜は、ぐずりだしてしまう。