大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。

「ちょっとだけ待ってて…美桜」

美桜をなだめながら
慌ててアイツのスマホに電話した。

一応何か連絡が必要な時のために聞いておいた。

『何だ?忙しい時に…』

「ちょっとこの宅急便に届けられた
荷物は何なのよ?」

買ってもらう筋合いないわよ!?

『あぁ、もう届いたのか。
立ったまま食事をさせるとか行儀が悪い。
それに座らしておけ。見ていて気分が悪い』

「でも、あなたに買って貰う筋合いなんて…」

「ママ…おもちゃ~」

美桜が足元で、しがみついてせがんでくる。

「あ、ちょっと待って…美桜」

『もう1つは、買った時のおまけに
付いていたヤツだ。
くだらん事でいちいち電話してくるな。
うっとうしい』

そう言うと一方的に電話を切られてしまう。

ちょっと勝手に電話切らないでよ!?
まったく…。

ため息混じりにスマホを眺めていると

「ママ~おもちゃ~」

美桜は、しがみついて離さない。

仕方がない。
すでに買っちゃったものだし

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