大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
不愉快だけど、美桜のためだわ。
「いいわよ。おもちゃで遊んでも」
「キャアッ!!」
ぴゅんぴょん跳ねながらはしゃぎ出す。
すぐに駆け出しおもちゃを開けようと
奮闘するが
「ママ。開かにゃ~い 」
半べそになりだす。
「はいはい。
ちょっと待ってね」
おもちゃの入った箱を開けてあげた。
中身は、大きいサイズのままごとセットだった。
何々…キッチンが本格的な音がしたり
電池で光るようになってるのね?これ
最近のおまけってこんなのがくっ付いてくるの?
いや…それはないわよね。
しかし、こんないいのを買ってくれるなんて
何を企んでいるのかしら?
あの男の行動が分からず不信感を抱く。
おもちゃの1つ1つの袋を開けてあげると
美桜は、夢中でそれで遊び始める。
「美桜。これおじちゃんが買ってくれた
プレゼントだから後でお礼を言いましょうね」
「あ~い」
返事だけするが、こちらを見ない。
よっぽど気に入ったようだ。
その夜。
あの男が宣言通りに7時ぐらいに帰ってきた。