大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「ふ~ん。で、そんな物好きの奴が開く
同窓会に行くと…?
そりゃあ、随分と楽しそうだな」
ニヤリと笑うが目が笑っていない。
思わずたじろぐが負けてはいられない。
「えぇ、楽しみだわ。
もし、帰って来れなくても
ごめんなさいね?」
ついそうやって言い返してしまった。
どうもアイツの前だと
変なプライドが邪魔をする。
本当は、行くのにも迷っているのに
「……気にするな。むしろ居なくて清々する。
俺も大事な商談があって都合がいい」
アイツも負けじと言い返してきた。
お互いに火花が飛んだ。
何よ…あの態度は!?
少しは、私に優しく出来ないわけ?
ムカつく。
結局
同窓会に行くはめになってしまった。
行くのには、まだ抵抗あるのに
今さら断る事も出来なくなってしまった。
これで、嫌な目に遭ったとしても
アイツのせいなんだから
何よ…たまに優しいのかと思っていたら
あんな意地悪して
あんたの優しさは、美桜限定なわけ!?
そう思うとさらにムカついてしまう。
同窓会当日。
美桜は、両親に預かってもらう。
一応服も給料で新しいのを買った。
さすがに同級生に久しぶりに会うのに
みっともない格好は出来ないし
指定されたお店に行くが何処に居るのか
分からず捜した。