大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
なるほどね、
女性達は、清水君狙いなのね。
だから余計に私が気に入らないのだろう。
まったく…。
ため息を吐いていると清水君が
「じゃあ、一条院も来た事だし
乾杯しようぜ」
そう言いビールを上に向ける。
そうすると皆もビールや飲み物を
上に向けて乾杯した。
あ、そういえば
リーダー的な部分もあったわよね。
清水君って…。
「なぁなぁ、一条院さんって
すでに結婚しているんだろ?」
他の男性が私に声をかけてきた。
この人…誰だったかしら?
雰囲気が変わった人も多いため
誰だか分かりにくい。
「えぇ…まぁ…」
「今、シングルマザーなんだってさ
俺見たけど
娘さんがすげぇ~可愛かったんだ」
清水君が代わりに話し出した。
「へぇ~見てみたい。写メとかないの?」
やたらに食いついてくる男性達。
いつの間にか男性のほとんどは、
私の方に注目していた。
学生の頃もそうだったから慣れているけど
あまり露骨にやられると
異性のひがみが怖くなるわよね。
そうしたら女性の1人が私に声をかけてきた。
「ねぇ、あなたの会社が倒産したって
本当なの?」