大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
ピクッとその言葉に反応する。
周りもざわつきだした。
ジッとその女性を見つめると
見覚えも何も、あの自慢して私を
仲間外れにさせた張本人だった。
確か名前は、松江愛子…。
「…倒産ではないわ。
買い取られただけよ」
「同じでしょ?フフッ…あれだけ
お嬢様と言われた人が貧乏人になるなんて
落ちぶれたわよねぇ~」
クスクスと笑いながら言ってきた。
そうすると周りの女性達も
クスクスと笑っていた。
この人…また。
「…何か言いたいのかしら?」
「今何をしているの?まさか無職かしら?
私だったら、そんな落ちぶれた貧乏生活なんて
耐えられないわ~」
「私、こう見えても
お父様の会社のお手伝いをしているの。
あなたともう住む世界が違うのよ」
自慢気に話してきた。
相変わらず…嫌味な人よね。
自慢話しかしてこないし
私にいちいち張り合ってくるし
「ご心配なく…きちんと働いているわよ。
結構快適な生活を送っているの」
負けたくない。こんな人に…。