大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「働いているの?どんな仕事を?
会社のOL?それともキャバ嬢とか」
「キャバ嬢ならドン引きよねぇ~」
食いつく男性達と違い
クスクスと笑っていた。
何だか嫌なムードになってしまった。
「くっ…」
悔しくなる。
こんな気持ちを味わされるなんて
「どうしたの?
さぞかし立派なお仕事をしているんでしょ?」
追い討ちをかけるようにまた言ってきた。
「おい。やめろよ!?可哀相ではないか。
一条院は、旦那さんを亡くして辛い時なんだ。
そんな可哀相な事してやるなよ」
そう言って私を庇ってくれた清水君。
可哀相…?
可哀相だと言われ心が傷ついた。
私ってそんなに可哀相に見えるわけ?
みっともないわけ?
何だか居ても立っても居られない
気分だった。
こうなるのは、覚悟していたけど
こんな辛い思いをするなら来ない方が良かった。
「ママ~?ママ」
ハッ!!
美桜の声がして慌てて振り返った。
そうしたら、美桜がキョロキョロと
私を捜している姿が目に映った。