大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「えっと…最近。
家政婦として働いている者ですが…」
慌てて説明しようとしたら
「おじちゃん。だぁれ?」
ひょっこりと美桜が私の後ろから
顔を出した。
「えっ!?子供まで居るし…何っ!?
アイツいつの間にか結婚してたのか?」
驚き出す宮部って人。
いや、だから
家政婦だって言っているのですけど…。
テンションがアイツと真逆で
唖然としていた。
本当にアイツの友人なのかしら?
思わず疑いの目で見ていると
「えっ?もしかして疑われてる?
酷いなぁ~正真正銘で山城の友人なのに。
むしろ親友?」
アハハッと勝手に言って笑う。
余計に怪しい。
ますます疑いの目を向けた。
そうすると
「仕方がないなぁ~証拠を見せるよ!
えっと…まず部屋に入れて」
そう言いながらドカドカッと
勝手に部屋の中に上がり込んでいく。
「えっ…ちょっと!?
勝手に入らないで下さい」
私は、慌てて追いかけた。
その男は、アイツの部屋に勝手に入ると
本棚を探り出した。
「確か…奥の方に隠してあったはず
あ、あった。これこれ」
1冊の卒業アルバムを取り出してきた。