大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。

幼児用の椅子は、サイズもテーブルに
ピッタリ合っていた。

「美桜のいしゅ…」

美桜は、満足そうに座る。

「もうすぐ夕食出来るから」

私は、それだけ言うと
キッチンに戻って行く。

やっぱり何を企んでいるのか分からない以上
警戒をしないといけないわよね。
ムカついたままでは終わらせたくないもの。

翌日。
引っ越しセンターが私達の荷物を持ってきた。
いらない物は、処分しておいたから
多少少なくしておいた。

「ご苦労様です。
ありがとうございました」

引っ越しセンターの人達が帰って行った。

「ママ。にもちゅ多いねぇ~」

「そうねぇ~いっぱいね」

ダンボールの中を開けて荷物を片付けていく。

片付けていくと本当に、この家に
住むんだなぁ~と実感する。
何だか複雑な気分だわ。

すると家庭用のミシンを見つけた。

「あ、これ…そういえば最近
色々あって作っていないわね」

あ、そうだわ!!

「美桜。お買い物に行こうか?」

「あ~い。
お買い物行くぅ~」

美桜は、キャッキャッとはしゃぎだした。

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