大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「ママ。キレーよ!
お姫しゃまみたい…」
美桜は、目をキラキラさせながら
そう言ってくれた。
「フフッ…ありがとう。美桜。
美桜も天使みたいで可愛いわよ」
今日のために天使をモチーフに
作ったドレスだ。
「アハハッ…何、親子で褒め合ってんねん。
しかし、可愛ええなぁ~美桜ちゃん」
「梨花さんとご主人様から見たら
美桜ちゃんは、
恋のキューピッドみたいなものですからね。
素敵です…」
彩美がそんな事を言ってきた。
確かに美桜は、私とアイツにとったら
恋のキューピッドなのかもしれない。
可愛い…小さなキューピッド。
するとガチャッとドアが開いた。
「おい。支度は、終わったのか?
いつまでかかているんだ?」
そうすると相変わらずの態度で
アイツが入ってきた。
「しようがないでしょ…女性は、
支度がかかるのよ!
それに他に言う事がないの?」
せっかくウェディングドレスを着ているのに。
「はぁっ?
お前は、何をしても同じだろーが。
さっさとしろ。まぬけ」
「あんたねぇ~何で
それしか言えないわけ!?」
また、いつもの喧嘩が始まってしまう。
「あの2人…何で、結婚式まで喧嘩になるねん。
まったく…仲ええのか悪いのかよく分からんわ」
「アハハッ…」
苦笑いしている彩美とすみれだった。
「やっぱり。大嫌いよ!!」
私の復讐は、まだまだ続くのだろう。
END。