大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
大阪弁のママ友。
くっ…ココで諦めるのは、嫌だけど……。
パスワードが分からない上に
美桜が遊びに行きたがっているから仕方がない。
私は、美桜を連れて近くにあった公園に行った。
引っ越したばかりだから
周りは、知らない人達ばかりだ。
と言っても前の所は、自宅の広いお庭で
遊ばせてたからママ友が居なかった。
それに……。
ハッキリと口にする性格とセレブが災いしてか
小学校の頃は、孤立していた。
一般校だったからかも知れない。
中学、高校は、一貫のお嬢様学校に行ったためか
孤立になる事はなかった。
いや…むしろ憧れの的になっていたわ。
だから、今回も普通に馴染めるか
不安に思ってしまう。
もうセレブではないし……。
「ママ。早く~」
ぐいぐいと手を引っ張る美桜。
「はいはい」
不安に思いながら公園の中に入って行く。
そこには、遊んでいる子供達と母親達が
数人が居た。
「おはようございます」
「あら、おはようございます。
新入りさん?」
そう言ってきたのは、リーダー格の人だろうか?
ブランド品に身を固めた女性だった。