大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
だが、頼まれた以上…仕方がないわよね?
私は、立ち上がりキッチンに向かった。
鍋を温め直す。
ポテトサラダの入った入れ物を取り出すと
ラップを取ってあげた。
ちなみに今日の夕食の献立は、ブリと大根の煮付け
ポテトサラダとほうれん草のおひたしと味噌汁だ。
出来た料理をテーブルに並べると
丁度いいタイミングに現れた。
椅子に座ると黙ったまま食べ始めた。
私は、お茶を淹れてあげると
そのままソファーに戻る。
服の続きをしなくては……。
沈黙が続く。
チクチクと縫っているものの…何だか気まずい。
どうしたらいいの?
この微妙な空気は……。
モヤモヤしながら縫い物を進めようとした。
そうしたらチクッと針が指に刺さってしまう。
「痛っ!!」
もう…アイツのせいで刺さったではないのよ。
左の人差し指を見ると
少し血が出てきてしまった。
あぁ、絆創膏を貼らなくちゃあ……。