大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
結局。何だかムカムカした状態で昼食を後にした。
面白くない。
だけど、いつまでもムスッとしていても
仕方がないのも事実だ。
いつかあっと言わしてやるのだから
そう思いながらドスドスと荒っぽく生地を練った。
よし…これぐらい練れば、大丈夫かしら?
現在。
クッキーを作っている最中だった。
「クッキーしゃんまだ~?」
美桜がひっこり顔を出した。
「もういいわよ。
さぁ、これをこの型で取ってくれる?」
美桜を抱き上げ椅子の上に立たせた。
「あ~い。」
型を使いポンポンと生地からクッキーを取る。
楽しいようで、たくさん取っていく。
途中で混ぜ合わせ伸ばしてあげた。
そして、それを熱したオーブンで焼き上げる。
「クッキーしゃん早く焼けにゃいかなぁ~」
ジッとオーブンと睨めっこしていた。
「美桜。熱いからオーブンに触らないでよ?
お手手か火傷しちゃうから」
「あ~い。」
それでもジッとオーブンに睨めっこする。
よっぽどクッキーが好きなのね。