大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
それを見ながら
「楽しそうだな…アイツら」
あの男が呟いているのを知らずにはしゃぐ私達。
そうすると美桜が
「ママ。おんりする~」
降ろせとせがんできた。
「えっ?もういいの?」
抱き上げようとすると美桜は、
クッキーを1つ持った。
降ろすと美桜は、よちよちと駆け出しながら
あの男のもとに寄って行った。
「ちょっと、美桜!?」
何でアイツの所に行くのよ??
そうすると美桜は、その男に
「あい、どーじょ
ママと美桜で作ったのよ」
クッキーを1つ差し出した。
「…俺にくれるのか?」
「あい。」
ニコッと笑顔で頷く美桜。
美桜……。
あの男に食べさせたかったのだろう。
一生懸命に手伝ったから
「…どうも」
クッキーを受け取ると一口食べた。
サクッ…。
「どう?どう?
おいちぃ?」
目をキラキラさせながら言う。
「うむ。美味しい…」
ボソッと呟くアイツ。