大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
パーティーの夜。
「何が何でもだこれは、命令だ!」
それ以上何も言わないアイツ。
何なのよ!?それ…
ちょっと勝手なのではないの?
ムカつく。
だが久しぶりのパーティー。
もう縁が無くなってしまい
残念な気持ちになっていたから嬉しさもあった。
パーティーならドレスどうしようかしら?
引っ越しの時に、もう使わなくなったから
大分処分したり
リサイクルショップに売っちゃったし
あ、美桜のドレス。
せっかくだから飛びっきり
可愛いドレスを作ってあげなくちゃあ!!
これは、大変だわ。
クッキーを食べ終わると
片付けをそこそこに
タンスやクローゼットの中を探る。
「嫌だわ。いいドレスが無い。
あ~これは、古いかしら?
これだと地味だし…」
アイツの隣に並ぶなら
それなりの格好をしないとカッコ悪いし…。
これなら、上等なドレスを
売るのでは無かったわ!!
「ママ…何やってるの?隠れんぼ?」
美桜が不思議そうに覗き込んできた。
「隠れんぼではなくて探し物よ!
ママの探し物」
「探し…もの?」
美桜は、きょとんと首を傾げた。