大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「ママ。キレーなのよ~」
いつの間にか起きていた美桜が
そう言ってくれた。
「……。」
アイツは、黙ったまま何も言わないけど
ちょっと
勝手に着替えさせておいて何か言いなさいよ?
こっちが恥ずかしいのに。
「本当奥様は、お綺麗で羨ましいですわ~」
店員さんは、ベタ褒めしてきた。
いや、奥様ではないし…ってか
この男の考えが読めない。
「まぁ…それで行くか。
おい、支払いをしてくれ」
そう言いながらカードを店員に差し出した。
「えっ?
ちょっと…これを買う気なの!?」
いくらするのよ…?これ
ってか、あんたに買ってもらう
筋合いはないのだけど!?
「パーティー行くのに、そんな地味な格好で
隣で歩かれたら困るからな。
安心しろ。給料から差し引いといてやる」
はぁっ!?
勝手に差し引かないでよ!!
ムスッとしたまま車に乗り込み
パーティーが開かれているホテルに向かった。
納得が出来ないわよ…こんなの。