大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
『アスファード社長。
パーティーにご招待して頂き
誠にありがとうございます』
『何々…大した事ではない。
それよりお嬢さん…お名前は、何て言うのかな?』
美桜の名前を聞いてきた。
えっと…何て答えさせた方がいいのかしら?
美桜…英語話せないし
「おい。社長は、日本語も得意だ。
何か言ってやれ」
ボソッとアイツが言った。
あ、そうなんだ?
なら…。
「美桜。この方に挨拶をして差し上げて。
何で言うんだった?」
挨拶なら出来るように何度か練習させてある。
「ん~と~いち・じょう・じ・美桜でしゅ。
よろしく・お願い・しましゅ」
ペコッと頭を下げた。
「おぉ~なんてお利口さんなんだ!?
挨拶がきちんと出来て凄いぞ」
アスファード社長は、喜んでくれた。
何とか上手く挨拶が出来たので
私もホッと胸を撫で下ろした。
この人は、どうやら相当の子供好きなのだろう。
『ぜひアスファード社長に
我が家の自慢の娘を見て頂きたくて
連れて来たんですよ』
ニコッと微笑みながら
そんな事を言ってきたアイツ。