大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
私は、挨拶をそこそこに
アイツを連れ出した。
「ちょっとあんた、まさか
これが目的で私と美桜をパーティーに
出席させたのね!?」
私は、詰め寄った。
「はぁっ?
さて、何の事だ…?」
すっとぼけるアイツ。
絶対に嘘だわ!!
「嘘を言うんじゃないわよ!?
子供好きのアスファード社長に気に入られるために
美桜を利用したんでしょ?」
美桜なら間違いなくアスファード社長が
気に入るもの。
そこいらの子供より可愛いし
いい子だもの。
そうなれば、違約も取りやすくなるわ。
アイツは…そのためだけに利用したんだわ!?
そう思うと腹が立つやら、ムカつくやら
「くだらん。そんな事よりそこに居ろ。
俺は、他に挨拶まわりに行かないとならん」
そう勝手に言うとさっさと
美桜を渡し行ってしまった。
「ちょっと!?」
勝手に言って逃げて行かないでよ。
まったく……。
呆れてると
「ママ。美桜お腹ペコペコよ~」
美桜がねだってきた。