大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「ココなら、あまり人が来ないか。
何か飲み物を持って来る」
そう言うとさっさと行ってしまった。
「……。」
私は、アイツの後ろ姿を黙って見ていた。
やっぱり
私を庇ってくれたのだろうか?
ココだって人の目を避けれるようにしてくれた。
いや…馬鹿馬鹿しいと言っていたし
美桜を利用しただけの最低男よ?
そんな訳がない。
「ママ?ママは、食べにゃいの?」
美桜が不思議そうに聞いてきた。
「あぁママお腹空いてないから
美桜。全部食べてもいいわよ」
ニコッとそう言うと
「ママ。うちょは、メッよ?
食べにゃいとメッよ」
ビシッと指摘された。
本当…この子って鋭いわよね。
私の気持ちを言い当てられてしまった。
そうすると
「そうだな。
お腹が空いているのなら食べるべきだな」
えっ?
振り向くとアイツがもう戻っていた。
料理を盛り付けたお皿を持って
後ろには、ウェイターが
ワインとジュースを持ってきていた。
お皿をテーブルに置くと
ワインを受け取り私に差し出した。