大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「…そうね」
他人事だから好き勝手に言える。
私がどう思ってようが気にしない。
「おい、それよりいつまで突っ立ってる気だ?
まだ寝ないなら少し飲むのに付き合え。
パーティーではろくに飲め無かったからな」
アイツは、そう言うと空のグラスを私に向ける。
グラスは、2つ。
もしかして私が来るのを
待っててくれたのだろうか?
「……。」
私は、黙ったまま隣に座った。
アイツは、私用のグラスにワインを
淹れてくれた。
それをグィッと一気に飲む。
何だか一気に飲みたい気分だった。
「ぷはぁっ~美味しい…」
こんなにお酒を飲んだの久しぶり。
隆史が亡くなってから…飲む事を止めた。
飲んだら溺れそうな気がしたから
「凄い飲みっぷりだな。
もう一杯飲むか?」
「えぇ、頂くわ」
一気に飲んだからほろ酔い気分になる。
ワインは、とても美味しかった。
それにパーティーの事もあり
少しアイツを見直した…?
いやいや……それはない。
ただ酔っていたせいに違いない。
えぇ、そうに違いないわ!!