大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
無くした結婚指輪。
「…嘘。指輪がないわ!?」
結婚指輪が無い事に気づいた。
夫である隆史との形見でもあるのに
一体どこで無くしたのだろうか?
「確かパーティーがある時でも付けていたのに」
私は、食器を洗うのをそこそこに指輪を探した。
無い、無い。
何処にも無い!!
ソファーの近くや部屋の周りを探した。
しかし、いくら探しても
結婚指輪がなかなか見つからなかった。
「ママ。
何をやってるの?」
「指輪を探しているのよ。
ママの指にいつもはめていたヤツ。
美桜知らない?」
「ちらない」
キッパリと否定される。
そう…知らないか。
どうしよう。
隆史との思い出の品なのに
まさか無くすなんて…これは罰なの?
私が隆史を裏切ったりしたから
そんな……。
すると突然スマホが鳴り出した。
ビクッ!!
思わず驚いてしまった。
こんな時に誰だろうか?
そう思いながらスマホを見ると
すみれからの電話だった。