死神の唄〜for you〜
「誕生日はパパと一緒に来るからね。」


さっきまでとはまったく違う声のトーンで話すママ。


無理してるんだろうな…



「ありがとう。
 でも無理しないでね?」


それからしばらくしてママは帰っていった。


いつの間にかいなくなっていたつぼみはいつの間にか戻ってきていた。


それにしても誕生日…


それまで生きていられるだろうか。


明日…いや1時間後でさえどうなっているか分からないのに。



「でもそれはみんな同じよ。」


「え…?」


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