今、わたしに会いに行く。
ウェディングドレスが置いてある部屋にはすぐについた。
「こちらでございます。お手伝いは必要ですか?」
「、、、」
「羽多野様??」
「あの、ごめんなさい。
少しだけ、ひとりに、してもらえませんか」
そう言うとプランナーさんは少しだけ驚いた表情になったが、
大方私がじっくり見たいのかもしれないと、検討をつけたのだろう。
すぐににっこりと笑うと、
「かしこまりました。お外でお待ちしておりますので、着替え終わられましたらお声かけ下さいね」
そう告げてすぐに部屋から出ていった。
一人になった私は今すぐにでも自分をひっぱたきたくなった。
「なにが、、、」
目の前にあるウェディングドレスには、
「覚悟よ、、、っ」
怜さんの想いが詰まっていた。