アリスの風
空を見たら

青柳さんが泣いている。
声をあげて泣いている。

さっきまで綺麗に
ニコニコ笑ってたのに。

空からの

おっきな波が窓へ押し寄せる。

おっきな涙が窓へ押し寄せる。

「・・・もしかして、
僕の為に泣いてるの?本当に?
じゃああの日泣いていたのは
僕が悲しかったから一緒に泣いてくれたの?
・・・そしたら、泣かないで。
彼方まで悲しい気持にさせたくないんだ。
僕は風になる。
だから彼方のぐっと傍にいるよ。
彼方は僕の友達だから、
ずっと傍にいるよ。」


・・・本当にありがとう。

彼方のお陰で
僕は強くなれた。


君と友達になれた事が凄く嬉しいよ。




ありがとう、皆。

僕は風になる。


バイバイ。

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