~いじめ~少女の身に起こった「悲劇」
それは私が中学2年生の始業式の日から始まった。

「御手洗って顔ヤバくね?」
「なんか気味悪いよな。あの目!」
「そうそう。あの髪の毛も…」

そう。私はこの容姿のせいで、いじめられた。

最初は悪口だけだったのに、だんだんエスカレートして……

「バジャーン!!」
「キャハハハ!いい気味!!」

トイレにいるときは上から水をかけられた。
机には落書き。


『死ね』『学校来んな』『ブス』『汚い』……………


ほかにももっと酷い言葉がたくさん書いてあった。

机の上に花が置いてあったり、教室に入るとみんなでお葬式(ごっこ)やってたり…

髪の毛切られたこともあったっけ…

なんでこんな辛い目に合わなきゃいけないの?私何かした?何かしたなら謝るから。

こんな風に思ってた。でもそうじゃなかったんだ。『いじめには理由がない』
友達が言ってた。

友達………………?私、友達いたっけ?
あぁ、そうだ。担任だ。アイツが私がアイツに相談しに行ったときに、

「先生。私…いじめられてるんです。でも、いじめられる理由がわからなくて…………
理由さえわかればそこを直そうと………」
「御手洗。よく聞け。いじめにはな…………『理由なんてないんだよ。』」

そう言い放った先生の目は、とても怖かった。

私は先生に見放された。誰も助けてくれない。ならいっそ…………………

『みんな殺っちゃえばいいんだ…』

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