~いじめ~少女の身に起こった「悲劇」
「美琴さんー」
「美琴ー」

お、きたきた。

「何か用事ですか?」
これは、御手洗ダイアナ。イギリスとの本のハーフ。見た目お上品でいじめとかと無縁に見えるんだけど、ダイアナはそうじゃない。天使の仮面をかぶった悪魔。オペラ座の怪人で怪人がかぶっていた仮面。それをかぶっていればいとも簡単に他人に成りすませる。それと同じ。誰もダイアナの仮面の下の素顔には、気が付いてないみたいね。

「なになに?美琴またなんか企んでるでしょ!(笑)」
これは、相川奈々子。私の幼馴染でもあり、大親友!頭がいいから使えるかも。


「うん。あのさ、クラスに神崎レイラっているじゃない。あいつを明日からいじめましょう。」

「いいですね!」
「アイツうざいからいい気味じゃん!」

「うん。でもね、普通のいじめとは違う。巧妙でかつ残酷な。あいつを死に追いやるような、精神的にも肉体的にもボロボロにするような、そんないじめ。二人とも協力してくれるよね?」

「もっちろんです!楽しそう!死に追いやるくらい残酷なことすればいいんテですよね!」
「いいよ!あいつ最近調子のってるしうざいもんね。」

よし。あとはクラスのみんなをどう唆(そそのか)すかね。
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