【番外編】 Sicario ～哀しみに囚われた殺人鬼達～

｢あﾞ...ぁうﾞ...｣


セルリアの目が上を剥き始めた、ボクは絞めていた手を離す。
セルリアは力無く崩れ落ちたが、微かに胸が上下しているのが確認する事が出来た。
良かった...ちゃんと生きてる。

これで兄さんに褒めてもらえる、兄さんがボクを愛してくれる。
嬉しいな...。


｢さぁ、早く帰ろう。セルリア｣


意識朦朧としているセルリアを担ぐと、ボクは兄さんの待つ家へと早足で向かった。

其れにしても、セルリア綺麗だったな。
今度兄さんに頼んで、カメラを買ってもらおう。
また首を絞めてあの顔を写真におさめなくちゃ...。


あの顔で何回ヌけるかな、アハハ。