はるのリベンジ



目が覚めると、縄を体中に巻き付けられ拘束されて寝かされていた。というより転がされていた。




ついにきた。



目の前には、土方副長と沖田助勤が立っている。



土方「目が覚めたか・・・。」



はる「拷問?」



土方「察しが良いな。全て、話して貰う。」



はる「だったら、幹部全員に拷問やらせて下さいよ?」


沖田「何言ってるの?」


はる「土方副長の拷問だけなんて、物足りないですから。」


土方「ふっ。言うじゃねぇか。だったら、試してやろうか?あぁ?」


はる「あんただけやってもぜってー喋らねぇ。幹部全員に拷問をやらせろよ?そしたら最後の奴に喋ってやるかも?」



沖田「だったら、ご所望通りに、私からしようか。梅ちゃん。」



はる「ふっ。近藤のイヌからか。」


沖田「私はね・・・。こうやって裏切る奴が一番嫌いだ。容赦しないから・・・。」



はる「ふふっ。望むところ。」


そして、拷問が始まった。



水責め、罵倒、木刀で殴られる。刃物で体を斬りつける。



私は、何度も気を失いかけては、水をかけ意識を戻される。



ー沖田助勤じゃないー



私は、東行先生と小川先生から、父上の体に残った傷などから、どこをどんな風に、拷問をされたのか詳しく聞いていた。




私は、1日中、拷問を受けた。



解放されたのは、夕刻になってからだった。


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