はるのリベンジ

次の日、現れたのは、武田助勤。



武田「私は、君を殴ったりしない。」


そう言うと近づいてきて、昨日、沖田助勤が斬って、手当てを受けた、包帯の上から、私の体をなぞる。




はる「俺を犯すんですか?」


武田「こんな好機なかなか無いからね。ふふふ。こんな事なら、綺麗な時の昨日が良かったな。」


はる「男の尻を追っかけて、上にはおべっか。下には厳しい。いつか、身を滅ぼしますよ?」


武田「そんな事にはならないよ。」


武田助勤は私の体を触りつつ、話を続ける。



武田「私は、誰に、媚びを売ればいいか嗅ぎ分ける力に長けてる。」



はる「土方副長は、あなたのこと、見極めてる。それに、他の幹部の人も・・・。」



武田「ふっ。言わせておけばいい。」


はる「それに、馬ちゃんの尻も追っかけてるんでしょ?嫌がられてるみたいだけど・・・。」



その言葉に武田助勤は反応した。



私は、武田助勤が、衆道で、馬越 三郎(まごし さぶろう)という美隊士を気に入って追いかけ回していたのを知っていた。



だから、馬越に近づき、色目を使い、惚れさせたのだ。


もちろん、衆道として。男同士で武田助勤はダメで、私だと、イケるという事実を作っておいたのだ。



はる「まぁ、俺が手を付けちゃったけど。ハハハッ。案外、簡単でしたよ?馬ちゃんで手こずるとか本っ当に嫌われてるんですね。」


その言葉を聞いたとたん武田助勤は、殴りかかってきた。


そして、昨日と同じように、拷問を受ける。


武田助勤も違う。


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