はるのリベンジ



そして、おはるちゃんとの逢瀬。



いつもは行かない、ちょっと粋な甘味処へ行って二人きりになる。




拷問の事を言われて、胸がギュッと掴まれるように、苦しい。



彼女は弟を気にしての事だけど、そういう事をしている私を、軽蔑するだろうか。



私は、以前から気になっていた男の影を聞く。



すると、彼女は、曖昧に濁す。もしかして・・・密通(不倫)してるとか?


そして、お芝居。彼女は、終始、楽しそうにしていた。



話すとき体を寄せなければ聞こえなくて顔を近寄せる。



すると、彼女の顔が間近にあり、体の全てが心の臓になったのかと思うほど、高鳴る。




そして、お芝居が終わって出たら夕暮れ時。





沖田「あのっ!これから、酒でもどうですか?」


そう、これは、永倉さん達が教えてくれた誘い文句。


でも、呆気なく、断られる。


はる「あ・・・。でも、梅之助は、門限があるから夕刻には帰ってきて欲しいと・・・。」


沖田「それなら、大丈夫!外泊許可を取っておいたから!」



しまった!外泊と口を滑らせちゃった!



すると彼女は、少し考えて、


はる「はい。今日は、沖田様の連れて行って下さる所が楽しくて、次も興味が出ました。」



そう言って付いてきてくれた。






角屋に行き、一通り頼む。



そして、二人きりになるが、緊張しすぎてお酒を飲みすぎた。




すると、彼女からとても芳しくて良い匂いがして、我慢出来ず、押し倒す。





そして、自分の想いを告げた。



案の定、彼女は好いてる男がいるという。



でも、今日、聞いた限りでは、堂々と言えない恋をしている。



それだったら、私が幸せにしたい。



そう思って、口付けた。


柔らかな唇を、夢中で貪る。



そして、帯に手をかけると、


はる「止めて下さい。」


おはるちゃんは、そう言おうとした。



原田さんが言ってた。


本気で嫌がってないなら続けろと。



だから、唇を求め続ける。



でも、次、彼女が言った言葉は、



はる「体が目当てですか?」



沖田「違っ・・・。」



そうか、ゆっくり話したのって今日が、初めてだし、彼女には、好いてる人がいる。



でも、離れるのが名残惜しくて、また、何度も口付けをしてしまう。




次も会う約束をなんとか交わす。


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