はるのリベンジ
伊東様が来られ、軍中法度が作られて、助勤の皆様は、組長と改められた。
伊東様は、参謀という役に就かれた。
そして、私は、伊東参謀が、毎日、開いている、講義に出席していた。
その出席者は殆ど、伊東一派の人達で、他の隊士は興味がないようだ。
私は、藤堂助勤の隣に座る。
伊東「では、始めましょう。尊王攘夷が大切な・・・。」
しばらく、聞いていたが・・・。面白くない・・・。なんか、自分は、頭良いよって言わんばかりの講義だな。
東行先生の話の方が、楽しかったし面白かった。
もう・・・。ダメだ・・・。眠い・・・。
「・・・い。・・・おい。梅!起きろ!」
はっ。
周りを見渡す。
ふっと見ると、
はる「うわっ。」
私は、藤堂助勤をぎゅっと抱きしめていた。
はる「すすすすいません!!!」
藤堂「お前、無防備すぎ!次は、寝るなよ。」
藤堂助勤は、そう言って、ポンポンと軽く私の頭に手をおいて出て行った。