はるのリベンジ
今の藤堂助勤からの話だと、近藤局長をどうにかするつもりって事?
やっぱり、要監察ってとこか・・・。
しばらく、講義には出るが、ほぼ毎回、藤堂助勤に、抱きつき居眠りしていた。
そんなある日・・・。
いつものように、講義が終わり、ハッと目を開けると、
はる「すいません!藤堂助勤・・ってあれ?・・・。沖田助勤!」
私が、抱きついていたのは、藤堂助勤ではなく、沖田助勤だった。
バッと、離れて、
はる「すいません!あの・・・。これは、その・・・。」
沖田「ほぼ毎回みたいだね。」
はる「すいません。あまりにも、退屈で・・・。どうやら、私には、伊東先生の講義は、子守歌に聞こえるみたいで・・・。」
沖田「へぇ。土方さんに言ったら、どうなるかなぁ?」
楽しそうに笑う沖田助勤。それに比べ、青ざめる私。
はる「ば、買収させてください!!!お団子でどうですか?」
沖田「お団子ねぇ・・・。昨日、食べたしぃ。」
ダメだ。
はる「では、金平糖も付けます。これで、どうですか!?」
沖田「乗った!」
私は、沖田助勤に抱きついて、耳元で小声で話そうとした。
すると、沖田助勤は、
沖田「うううう梅ちゃん!?なななな何を!?」
はる「え?聞かれたくない話なので。こうしたら聞こえないでしょう?でも、良かったぁ!ちょっと、探ってる事があって、今、騒がしたくないんです。だから、黙っててくれて、ありがとうございます。」
そう言って、離れると、沖田助勤は、真っ赤でボーッとしている。