はるのリベンジ




はる「沖田助勤?ちょっと、急ぎますので、失礼します。」




そう言うと、私は、伊東様の部屋に来た。


はる「伊東様。宜しいでしょうか?」


伊東「はい。どうぞ。」


「失礼します。」と部屋に入る。




伊東「珍しいお客様だね。」



はる「いえ。毎回、講義を寝てしまい、申し訳ありません。」


伊東「いや。良いよ。君においては、あの場にいてさえしてくれれば良い。」



はる「それは、どういう意味で?」



伊東「私は、君が、欲しい。」



はる「すみません。気持ち悪い・・・。」



伊東「口を、慎みなさい。」


はる「どういう意味で、仰ったのか解りかねますが、私のお慕えするのは、ただ、一人です。」



伊東「そうですか・・・。それは、残念。ククク。」



気色悪い奴。



はる「伊東先生。変な事は、考えない方が、よろしいかと。」


伊東「忠告ありがとう。」


はる「いいえ。それでは、失礼します。」




そして、外に出た。

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