はるのリベンジ
捨て切れぬ想い~沖田Side~
私が、この気持ちを捨てて、しばらくたった。
あれから、凄く忙しくなって、梅ちゃんの事を考える時間も減った。
そして、それも落ち着いて、梅ちゃんも動けるようになったようだ。
しかし・・・。
私は何か変だった。
梅ちゃんの声が、よく聞こえる。
梅ちゃんを、よく見てしまう。
ある時、三番隊で稽古している梅ちゃんを見かけた。
沖田「ふふっ。楽しそう・・・。」
梅ちゃんが、斎藤君に手合わせしてもらっていた。
最近の梅ちゃんは、キラキラして見える。
あ・・・。目が合った。
微笑んでくれた。
やっぱり、可愛い。
それくらい思っても良いよね?
一つ気になることがある。
土方さんと、梅ちゃんの距離が近い気がする。
梅之助「土方副長。ここ、ほつれてますよ。」
梅ちゃんが、土方さんのうなじ辺りを触っている。
土方「あぁ?どこだ?」
梅之助「縫っておきますから、脱いでもらって良いですか?」
土方「あぁ。悪ぃな。頼む。」
梅之助「いえ。」
二人は見つめ合って、微笑んでる。
夫婦じゃないんだから!土方さんが自分でしなよっ!
梅ちゃんも梅ちゃんだよ。あんな女ったらしに優しくする必要なんて無いんだから。
土方さん、鼻の下、伸ばしちゃって。なんか、ムカムカする。