はるのリベンジ





そして、次の日、講義を終えた部屋に顔を出す。



すると・・・。


沖田「う゛・・・。」



二人の光景を前に、変な声が出た。


抱き合ってる。



すると、その声に、気付いた藤堂君が、


藤堂「あ!沖田さん!良いところに!ちょっと、代わって!俺、雪隠に行きたくて!」


沖田「代わる?」


近付いて隣に腰を下ろすと、


「はい。」と言われ、梅ちゃんを、自分から、剥がして、私にくっつけてきた。


すると、梅ちゃんは、ギュッと、私の背中に腕を回して、気持ちよさそうに眠ってる。


私は、何が何だかわからず、藤堂君を見た。


藤堂「後で説明します!」

そのまま、走って行ってしまう。



私の体が、懐かしい柔らかさと匂いに包まれる。


私は、抱きしめ返す。


すると、私の肩に、梅ちゃんは、スリスリと顔を寄せてきた。


心の臓はこれでもかというくらい速く打つ。


しばらくすると、藤堂君が帰ってきた。

< 147 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop