はるのリベンジ
そして・・・。
「山南さんがいない!」
屯所中を探してもいない。
部屋に、近藤先生宛ての文を見つける。
そこには、
『今まで、ありがとう。でも、自分には、やっぱり納得も賛成も出来ない。
ですので、新選組を抜けます。
大津の宿におります。 山南』
そして、会議の結果、私が大津へ行くことになる。
部屋を出ると、梅ちゃんが、不安そうに、私の顔を見つめる。
大丈夫・・・。
その気持ちを込めて、梅ちゃんの頭に手をおいた。