はるのリベンジ
試練
二度目の情事を終えて、まどろむ。
しかも、東行様は、私を、抱きしめ離してくれない。
そして、時折、口づけを交わす。
何だかこれは、恋仲のようだ。口付けをされても、何故か、最初の時の気持ち悪さはない・・・。どうして?
そんな事を考えていると東行様の指が、身体の上を滑る。
恥ずかしくて、くすぐったくて、身をよじると、
東行「勿体ねぇな。おなごでいたら良い女になってただろうに・・・。」
と呟いた。
はる「それって、どういう意味で・・・。」
聞こうとすると、「立て」と促された。
私は、恥ずかしい思いを我慢して立つ。
はる「え・・・?」
東行様は、短刀を抜刀する。
はる「と、東行様?何を・・・。」
東行「動くなよ?動いたら、死ぬぞ?」
いやいや、目がイっちゃってますけど。
はる「だ、大丈夫ですよね?」
東行「お前が、動かなければな。」
はる「は、はい!」
私は、目を瞑る。
ザシュ。
シュパ。
シュ。シュ。シュ。