はるのリベンジ
ある日、薩摩の遣いの方が来られた。
何かの説得に来られていたようだが、先生は、ハナから相手にしなかった。
はる「どうして、受けられないのですか?長州としては、薩摩の力を借りれば、朝敵になられた藩主父子様の復権が出来るのでしょう?」
東行「あぁ。でも、本気であれば、こんな重大な事を一介の浪人に持ってこさせない。こんな、旨い話に乗ったら、長州の立場が下になる。向こうにその気があれば、必ず、正式な使者を寄越すはず。」
はる「なるほど・・・。」
しかし、同じ頃、土佐の坂本様という浪士が桂様の所に行き、桂様はその話に乗ってしまった。
藩主様の復権がかかってる。だから、乗ってしまう気持ちもよくわかる。
東行「はぁ・・・。桂め。慎重にせねばならぬ事を・・・。でも、乗ってしまったものは仕方ない。」
そして、桂様は、坂本様を通じて、武器を購入する時に、薩摩の名義を貸して欲しいと条件を加えた。
この頃、長州は、フランスの提案により、イギリス・フランス・アメリカ・オランダは、密貿易禁止を申し合わされていた。
そして、それの了承を得て、大量の武器を購入した。
武力行使するのかな・・・・。
でも、もし戦になって負ければ、先生は・・・。