はるのリベンジ
はる「はい。
一、東行様、小川様、月隈様を師とし、『先生』と呼ぶこと。但し、小川様については、医術の時のみ。
一、男になるため普段より、意識して、男の格好や言葉遣いを身に付けること。
一、小川様を父とする事。
一、故郷を捨てる気で励むこと。
一、優先すべきは、復讐で、敵、味方など、他のことは一切、考えないこと。
一、剣術を磨くこと。
一、毎日・・・。」
東行「読め。」
東行様は、ニヤリと笑う。
はる「一、毎日、東行様と・・・ま、ま、交わることって何ですか!?しかも、身ごもったら、復讐を止めて、東行様の妾になるってなんですか!?」
東行「男であるお前を作ってやったり、色々教示してやるんだ。普通なら、金を積むのが筋だろう?ガキが出来たら認知してやる。俺って、優しいなぁ。」
はる「最っ低・・・。」
東行「これを、ひと月で習得し、ひと月後には、壬生浪士組に潜入するぞ?わかったな?」
はる「はい!よろしくお願いします!」
小川「大変だけど、頑張って!父として、師として何でも頼ってね?それじゃ、そろそろ行くわ。」
はる「小川様、ありがとうございます。」
ニコッと笑い、小川様は、手をヒラヒラさせて、出て行った。
はる「東行様・・・。」
東行「先生!」
はる「東行先生。よろしくお願いします。」
東行「あぁ。」
そう言うと、頭を撫でられる。
そして、深い口付けをされる。
東行「今日の分はこれで、我慢しておいてやる。」
そう言って、部屋を出ていった。