はるのリベンジ
そんな矢先、父からついにお達しが来た。
父上「おはる。お前も、もう15だ。お馬(生理)も来た。そろそろ、男と一夜を共に過ごせ。」
ここら辺は、檀家さんが、相手を決めて、性交渉をさせ性教育をしている。
ついにきた。
済ませた友人から色々な話しを聞いていた。良かった者もいれば、こんなものかと言う者さまざま。
私が、黙っていると、
父上「いきなり、襲われて・・・。というのは嫌だろう?それなら、誰かときちっとする方が良いと思うが・・・。」
確かにそうだ。
若いおなごのいる家は、大抵狙われる。
家では、父が私を守ってくれていた。
それだったら、自分の意志で、身体を重ねる方がいい。
はる「よろしくお願いします。」
父はその言葉に、安堵する。
父上「誰か、意中の者はいるのか?」
はる「いえ。いません。」
父上「そうか・・・。では、檀家さんに相談して決める。」
はる「はい・・・。」
そうして、あっという間にその日が来た。
ほかの友人は、どこかの家に行って、部屋割りされてそこで済ませたと聞いたが、何故、私は、自分の家なんだろう・・・。