はるのリベンジ






暫くして、私は、小川先生と、養子縁組みをした。





小川 梅之助。






私の男の名前・・・。




男装をして、男言葉。そして、東行先生の紹介で、安い遊郭を紹介してもらう。



はる「小川 梅之助です。」



片桐「片桐と、申します。東行様。なんて素敵なお方をご紹介して下さってありがとうございます。」



はる「ははは。」



声が上擦る。




東行「おい。梅!お前、この片桐は、おなごが好きな奴だ。お前、惚れられたみたいだな。くくくっ。」



はる「えぇ?」



片桐さんが、腕を絡ませてきた。



はる「あのっ。」



片桐「ふふふ。かわいらしいなぁ。梅之助はんは。」



チュッ。




え?今、接吻された!


片桐さん。おなごだよね?



東行「オイ!」



東行先生が私達の事を見ていて、私の腕を引っ張る。



片桐「ん!もぉ!東行はんはおモテになるんやさかい、梅之助はんは私にください。」



東行「ダメだ!俺の前ではするな!でも、良くしてやってくれ。」




片桐「勿論です。よろしゅうに。」


はる「よろしくお願いします。」




そして、私は、片桐さんに、おなごの抱き方を教わる。



そっちの病ってことで最後まではしない。おなごを喜ばすだけ。




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