はるのリベンジ
私は、懐かしい、裏の道にある家を訪ねた。
トントン。
ガタッ。ゴトッ。ガタッ。
ん?物取り?
バッと、戸を開けると小川先生が、おなごを連れ込んだのか、まぐあい中だった。
女「きゃぁ!」
小川「梅!?」
はる「あ・・・。すみません。」
私が、戸を閉めようとしたとき、
女「こっちのお兄さんの方が、好みやわぁ。」
そう言われ、小川先生は、不機嫌になり女を出て行かせた。
はる「邪魔してすみません。相変わらずですね。あの人は、新しい恋仲ですか?」
小川「いや。別に良いよ。一夜限りの恋仲♪」
はる「はぁ・・・。まだ、真っ昼間ですけど・・・。」
小川「まぁ。その辺は何でも良いんだよ。で?京には・・・。新選組に行くのか?文貰いに。」
はる「はい。」
私は、今までの事を話す。
小川「何って奴だ!はぁ・・・。悪かったな。一緒に、居てやればそんな事させなかったのに。」
はる「いえ。いいんです。」
小川「お前・・・。だいぶ、参ってるな。目の下のクマ。それに、心が病んでるぞ。」
はる「まぁ。心に穴は開いています。」
小川「そうか・・・。今から、新選組に行くんだったな?じゃあ、文を貰いに行ったらまたおいで。」
はる「はい。」