はるのリベンジ
そして、私は、西本願寺の新選組の屯所へ行った。
はる「失礼します。」
平隊士の人に案内されて、大きな広間に案内された。
そして、襖を開けると、幹部の皆様が、勢揃いしていた。
はる「お久しぶりです。」
全員「っ!」
近藤「梅君・・・。元気に・・・って。大丈夫か?」
はる「はい・・・。あの・・・。東行先生・・・。谷様からの文を頂いても宜しいでしょうか?」
近藤「あぁ。勿論だ。」
そして、文を貰う。
あ・・・。先生の字・・・。
私は、文の字をなぞる。
すると、近藤局長が、
近藤「梅君・・・。もし、良かったらいつでも、戻っておいで。」
はる「ありがとうございます。」
そこで、近藤局長は、出掛けないといけないということで出て行った。
土方「オイ。梅・・・。お前、かなり、戦争で手柄を上げたそうじゃねぇか。戻ってくるなら、全て、吐いてもらう。」
はる「はい・・・。」
私は、外に出た。
そして、私は、近くの神社の境内に入り、階段に腰を下ろす。
文を開ける。
あ・・・。
先生の文を読む。
そして、内容に驚く。
はる「この文だけ違う・・・。」
この文には、先生が、したい事が書かれていた。
エゲレスに行きたい。
藩主の復権を確認したい。
私と夫婦になりたい。
最後に、お前は、道を見つけたか?・・・と。
私は、ゴロンと寝転んだ。
空には雲が流れている。
先生の言ってた心を動かされた人なんていない・・・。
やっぱり、先生以外、心を動かされる事なんて無いんだ。