はるのリベンジ





そして、私は、京に戻る。


そして、父の墓に行く。


はる「父上。戻ってきてしまいました。長州の家は、優しそうな方が住んでいました。父上が仰っていた、本当に良いのかという意味がわかりました。私は、東行先生という大事なお方が出来たのです。でも・・・。もういません。先生の遺言で心が動いた方と一緒にいます。沖田組長が、私の心を救ってくれました。彼のため、この命を使います。」






次に訪れたのは、御陵衛士の屯所だった。





はる「すみません!」



藤堂「あ!梅!」



そう。藤堂組長と、斎藤組長に会うためだ。




あの後、新選組は、分離し、藤堂組長と斎藤組長が、御陵衛士に入隊したと聞いた。



しかも、新選組に入ると、御陵衛士と交流してはいけないと聞き、新選組に入隊する前に会いに来た。




はる「お久しぶりです。藤堂組長!お元気でしたか?」


藤堂「あぁ。変わりないよ。梅は?」



はる「はい!おかげさまで何とか。あ!斎藤組長!」



斎藤「元気そうで良かった。」


はる「はい。」



そして・・・。



伊東「お久しぶりですね。」



はる「お久しぶりです。」



そして、部屋に上げられる。


伊東「あなたもバカですね。もう、幕府は、終わりです。あなたも御陵衛士に入られては?」



はる「私は、沖田組長についていきますので。もし、私が欲しいのなら、沖田組長を引き込んで下さい。」



伊東「あの人は、無理です。近藤の犬だ。」



はる「あなたのような軽薄な方とは違います。」



伊東「あなたも、変わらない。尻軽さん?」


斬ってやろうかしら?





そして、藤堂組長と、斎藤組長に別れを告げて、新選組に入った。





< 214 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop