はるのリベンジ




私は、部屋を出て、縁側に寝転ぶ。




もう、夕暮れ時・・・。




私は、疲れて、ウトウトして・・・。



温かい・・・。なんか、気持ちいいな・・・。



パッと目を開けると・・・。




はる「ひ・・・。土方副長!?」



私は、土方副長に膝枕をされて土方副長の腰に抱きついていた。



バッと起き上がり、土下座。



はる「すすすすみませんっっ!!!」



土方「ふっ。気持ちよさそうに寝てたな?」



はる「はい。気持ちよかったですが・・・。なぜ?」



土方「お前が、こんな所で寝てるから、起こそうとしたら、いきなり抱きつかれたんだ。」



はる「すいません・・・。」



土方「いや。良い。ところで・・・。本当に、総司と夫婦になるのか?」



はる「はい。」


土方「そうか・・・。」



土方副長は、私の頬を撫でた。



そして・・・。


腕を引かれて、土方副長の胸にもたれかかってしまう。



はる「ぐふっ」


ギュッと抱きしめられた・・・。



はる「え・・・?」



何故?抱きしめられてるの?私・・・。



一瞬だけ、抱きしめられている腕の力が強くなり、スッと離れた。



土方「飯、行くぞ?」


今の何だったの?


ボーッとしてると、「オイ!」と声をかけられて急いで、後を追った。





さっきのは何だったんだろう・・・。考えても考えても、わからず、いつの間にか、夕餉を済ましていた。





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