はるのリベンジ




次の日、沖田組長と私は、近藤先生と土方副長に、夫婦になることを報告した。



沖田「近藤先生、土方さん。私は、おはるちゃんと夫婦になりたいと思っています。お許しを頂きたく思います。」



沖田組長が頭を下げるのに合わせ私も、頭を下げる。



近藤「そうか・・・。祝言は挙げるのか?」



沖田「祝言は挙げません。」



近藤「え?挙げないのか?」



沖田「はい。はると祝言を挙げるということは、おなごであることを皆に知らせることになります。その場合、ここから出て行かなくてはなりません。それをはるは、望んでいません。ここで、新選組隊士として、骨を埋める所存です。」



土方「そうだな・・・。梅がいなくなるのは、正直、痛手だ。しかし、お前は、それでいいのか?」



はる「はい。これからは、沖田組長の為に生きたいです。」



沖田「ヘヘヘ。羨ましいでしょ?土方さん♪」



土方「うるせぇよ。」



近藤「そうか・・・。では、宴会だけでもしよう!」





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