はるのリベンジ
12月9日。
ついに、天皇中心の国家への復帰が宣言された。
【王政復古の大号令】
今までの摂政、関白の官職、将軍職からなる幕藩体制が廃止。
その代わりに、総裁、議定(ぎじょう)、参与という職が制定された。
【新政府】だ。
慶喜公は12月12日に会津・桑名藩主を連れて、密かに二条城を去り、大坂城に入った。
そして、新選組は、将軍の留守を警備するように言われ、二条城に向かったが、水戸藩も同じ司令が出されていたらしく、警備を拒否された。
幕府の力が弱くなり、警備を拒否された事もあり、新選組は、京の町に居ずらくなっていた。
そのため、伏見に移り、旧伏見奉行所を新たな屯所にして、警備をしていた。