はるのリベンジ






12月18日。



屯所は伏見になったが、近藤局長は二条城に警備の話し合いのため、よく通っていた。





今日は、昨日、張り切りすぎた、総司様は今日は、グッタリとしていた。



はる「総司様・・・。昨日のは、やり過ぎですよ。洗濯物じゃないんですから・・・。二人とも、強靭の体力で、風邪はひかなかったのは運が良かったです。」



沖田「ケホッ。ただのバカってことも・・・。」



はる「それは、言ってはいけないことですよ?」



沖田「私のおはるに手を出したんだ。あれで済んだ事を感謝してもらいたいくらいだよ。」



はる「斬られなくて良かったです。」



総司様は、私の手を取り、ギュッと握る。


総司様・・・。手が熱い。熱がある。






すると・・・。




廊下をバタバタと忙しなく走る音がする。



はる「何かあったんでしょうか?」



沖田「何だろうね?」



「近藤局長が撃たれた!」




そういう声がした。


沖田「え!?」



はる「見てきますから、ここで待ってて下さいね?」




そして、私は部屋を出て、医術室へ行く。



すると、山崎さんが、近藤局長の応急処置をしていた。



はる「近藤局長!大丈夫ですか?」


近藤「あぁ。」



はる「ちゃんと、治療をしたほうが良いです。今、大坂に松本先生がいらっしゃるなら行かれてはどうですか?」




近藤「そうだな。総司も連れて行こうと思う。」



はる「ありがとうございます。宜しくお願いします。」






そして、近藤局長と総司様は、大坂へ向かうことになった。





沖田「おはる・・・。行ってくる。」



はる「気をつけて下さいね。近藤局長の事、何かあったら、守って下さい!」



沖田「ははは。わかった。」



ギュッと抱きしめられて、口づけを交わす。




そして、二人は旅立たれた。






総司様が良くなりますように・・・。



そう願い、毎日、神社に参っていた。


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