はるのリベンジ



次の日。



武五郎様と神社へお詣りに行く。




その帰りに河辺で腰を下ろす。




すると、武五郎様は、私の手を握る。



そして、抱き寄せられた。



その手は、少し、震えている。



少し、緩められた腕から、武五郎様を見つめると、武五郎様は、私の唇をなぞる。




武五郎「婚礼の時に接吻したいね・・・。」



はる「は・・・。はい・・・。」




恥ずかしい。




武五郎様の事情を知っている檀家さんは、私達の事を応援してくれて、私の他の殿方との夜這いを無くしてくれていた。



< 5 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop