はるのリベンジ
家につき、夕餉の支度をする。
そこで、萩や下関に行っていた父が帰ってきた。
はる「お帰りなさいませ。」
父上「ただいま。」
そして、夕餉を食べながら、言う。
父上「良いものがない・・・。」
父上は婚礼衣装を探してくれていた。
はる「そんな物いりません。」
父上「婿に貰うと言っても、婚礼の白無垢位はお前に、着せてやりたい。」
父は、母との婚礼の時に着せてやれなかったと悔いていた。だから、私に着せようとしてくれている。
父上「あ・・・。そうだ!京へ行こう!この間、京で、道場をやっている、井原に出稽古に誘われてたんだ!お前も一緒に行こう!父との最後の旅だ!付き合え!」
はる「はいっ!」
京か・・・。楽しみだ。